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2025出張授業 9月18日(木)19日(金)多摩第二小学校

2025出張授業 9月18日(木)19日(金)多摩第二小学校

9月18日(木)、19日(金)、ツアーの最後は多摩第二小学校での授業です。

18日は1-6時間目まで6年生3クラス、19日は特別支援学級にじ組の6年生12名に授業を行いました。子どもたちは一学期に窓の断熱・遮熱が有効であることを実測して学んでおり、一番温度が上がる3階の6年生のクラスにはシェードが取り付けられていました。そしてシェードの設置ができない1階のにじ組の窓ガラスには窓断熱フィルムが貼りつけられて、子どもたちがその温度変化を記録していました。体感を聞いてみると、「つける前と後は全然違う!」と即答。夏の暑さをどう乗り切るか、えねこやの体験も含め、学びから実践へと繋げているところが素晴らしいです。このシェードの設置は、小林さんが主導され、二小だけでなく寺小、瓜生小、一小で同様のことが行われています。今年は夏休み明けから設置したので、来年は6月下旬に始められるようにしようということです。

18日の後半授業のアイディア出しの際、「学校でやってみたいこと」として、「今は6年だけしかシェードを使っていないから全学年で」という素敵な意見が出ました。そして翌19日のにじ組の子どもたちは、みんな積極的に前に出て発言してくれて、その意見がまたすごい!「生態系や国民のことを考えて、水力発電とかその地域にしかできない発電を増やしたい」という意見が出されました。生態系への配慮に言及した子は初めてかもしれません。また「(学校で)再エネ委員会を作って、児童に再エネのことを話したい」と書いてくれた子も。スタッフ一同、感心しきりでした。

今年、移動式えねこやにエアコンが設置されたお蔭で、子どもたちは再エネだけで快適に暮らせることを実感しやすくなり、また日除けのシェードのサイズを大きくして、温度計で日陰と日なたの違いを計測したりと、体験を通して理解しやすくなったと思います。そして、タブレットのロイロノートというアプリを使ってアイディアを出し合うことで、単語ではなく文章で多様なアイディアを出してくれる子が多くなりました。また、これまで説明の時間が足りない「室内」の回し方について、大学生が事前に会議を開き、新しく考案したチェックシートを活用するなど、ハード面、ソフト面で授業が一層ブラッシュアップしたと思います。

こうしてお蔭様で、今年も無事に最後まで充実した6日間のツアーとなりました。小学校との連携役を担ってくださった小林さん、各小学校の先生方、ボランティア参加してくださったキユーピーの社員の皆さま、出張期間中の駐車場をご提供いただいたこどもリビングさん、大変お世話になり有難うございました。そして、えねこやスタッフとして参加してくださった皆さん、朝早くから夕方まで本当にお疲れ様でした!

来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

所在地
多摩市和田

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