「えねこや」って?

「えねこや」って?

「えねこや」は、自然の力でつくったエネルギーだけで心地よく過ごせる小さな建築のこと。(エネルギーの小屋)
少ないエネルギーでも快適かつ健康的に過ごせることを前提に、太陽光発電と蓄電池で電力の自給を目指します。そのためにまず建物の規模を抑え(小屋)、断熱気密性能の向上と省エネ機器の採用により大幅な省エネをはかり、太陽や風などの自然エネルギーと再生可能な木質バイオマスを最大限活用することがポイントとなります。

「えねこや」を、カフェやギャラリー、子育てや高齢者のサロンなど、半公共空間として地域に展開し、さまざまな活動や参加型イベントを通して「エネルギー多消費型の暮らし」から「持続可能で豊かな省エネルギー型の暮らし」へと発想の転換を促します。また「えねこや」を通して地域住民をつなぎ、災害に強いエネルギー循環型社会の実現を目指します。
(震災などの非常時でも安心・安全に暮らせる。)

  • えねこやの説明
  • えねこやカフェのイメージ
えねこやの説明

えねこやを増やして災害に強いまちづくりを

「えねこや」のデザイン

えねこやは、太陽光発電による電力自給以外に、次のようなことに配慮します。
  • 1.建物や開口部の断熱気密性能を高め、熱ロスを低減
  • 2.室内温度の均一化と健康的な室内環境 (床下空間の活用)
  • 3.夏の日射遮熱と冬の日射取得
  • 4.通風の確保と重力換気の活用
  • 5.電力消費を抑える工夫
  • 6.木質バイオマス利用の暖房(無電力ペレットストーブ等)
  • 7.太陽熱温水器、太陽熱利用の暖房の活用
  • 8.節水機器の利用と井戸水、雨水の活用
  • 9.緑の活用
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オフグリッドの場合(電力完全自給自足)

「えねこや」をつくる

新築の「えねこや」、既存住宅に手を加える「えねこや・リノベ」、そして部分的に手法を取り入れた「えねこや・プラス」と、主に3つのメニューがあります。
数回に及ぶアドバイスや、設計監理を請け負う場合は有償となりますが、まずはお気軽にお問い合わせください。

  • 1.えねこや「新築」
  • 断熱気密性能の高い窓やドア、壁や屋根をベースに、太陽光発電パネルと蓄電池、ペレット(薪)ストーブや太陽熱温水器を搭載した、エネルギーを自給自足する新築の「えねこや」
  • 2.えねこや・リノベ「改築工事」
  • 既存住宅や空き家をリノベーションして、耐震性能や温熱環境を改善し、規模に見合った太陽光発電パネルと蓄電池、ペレット(薪)ストーブや太陽熱温水器を搭載した、エネルギーを自給自足する「えねこや」
  • 3.えねこや・プラス「部分採用」
  • 数枚の太陽光発電パネルと小容量の蓄電池と、部分的な改修を施して(セルフリノベを含む)、一部屋オフグリッドなどを実現させた小規模な「えねこや」

「えねこや」を広める

「えねこや」や「移動式えねこや」を通して、継続的に多様な活動(セミナーやイベント、ワークショップなど)を企画・運営し、情報発信を行います。

小中学校へ「移動式えねこや」を出動させて、再エネや省エネ、地産地消の素材など、地球に優しい暮らしを体感しながら学べる、ワークショップスタイルの出張授業も行っています。
また地球環境やエネルギーについて考えるイベントに、移動式えねこやを出動させることも可能です。

※「移動式えねこや」出動に際し、人件費等を含む費用が発生します。
イベントへの出動については、こちらのページをご覧ください。
ただし、小中学校への出張授業については、ご相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
また「移動式えねこや」ワークショップの有償ボランティアも募集しています。えねこやの啓発活動に参加したいという方の応募をお待ちしています。(若者歓迎!

ワークショップ用の配布資料

小中学校ワークシート

「えねこや」授業風景の様子

地球温暖化と気候変動

日本ではいま、夏の猛暑や、豪雨や台風による洪水や土砂災害などが急増しています。また世界でも同様の災害や、北極や南極の氷の減少、熱波や干ばつの問題、大規模な森林火災なども多発しています。(イラスト参照)

人間の活動によって発生した大量の二酸化炭素などの温室効果ガスによって「地球温暖化」が進み、世界各地で気候危機を招いています。今のまま対策を強化しなければ、2100 年には気温が今から 4 度上昇してしまい、世界各地で恐ろしいことが起きてしまいます。世界が合意した「パリ協定」では、産業革命後の気温上昇を 2℃未満(今から 1℃未満)、できれば 1.5℃未満(今から 0.5℃未満)に抑えることを目標にしています。そのためにも、2050 年には二酸化炭素の排出を実質ゼロにする必要があります。(=2050 カーボンニュートラル)

  • 二酸化炭素排出の大きな要因である、石炭やガスなどの火力発電や、危険な原子力発電を減らしていくためにも、まずは省エネをすすめ、そして必要な電気は、太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーの発電へと、一刻も早くシフトしていく必要があります。
    そのためには「省エネや再エネ」を、より多くの国民が「自分ごと」にすることが大切。

    私たち「えねこや」は、省エネや再エネに関して、楽しく実践し、そして学べる場の提供を、今後も続けていきたいと思います。

イラスト:湯浅景子