11月13日(日)、20日(日)に2週連続で調布市環境講座「自然のチカラで電気をつくろう!」が開催され、13組の親子が参加してくれました。
ちょうふ環境市民会議が事業を受託し、えねこやが企画運営を担うこの講座も今年で3回目です。今年から、風車も水車も材料は「脱プラスチック」を目指して、風車の羽は昨年のペットボトルから色画用紙や紙コップに、水車はアクリル板から薄い木の板に変更しました。
1回目の風力発電の風ぐるまは作るのも割と簡単で想像以上によく回りました。この日は午後から荒天が予想されたため、多摩川自然情報館の屋上では吹き飛ばされてしまう危険があるので、庭に風車の架台を設置しましたが、十分な風を受けて色とりどりの風車が一斉に回り始めました。何とか雨が降り出す前に、単三の充電池に貯めた電気でLEDライトを点灯させることに成功しました。
2回目の水力発電の日もまたしても雨の予報。会場の佐須ふれあいの家近くの農業用水路で発電に挑戦しました。去年までのアクリル板とは勝手が違い、カッターナイフで切るのも力が要ります。羽を差し込むための切込みの部分は、糸鋸を使って慎重に切り込みを入れ、友達の作った板と併せて羽を差し込んでいく共同作業。小林さんにプーリー(滑車)を取り付けてもらって完成!
水車を用水路に設置している間に、ふれあいの家近くの祇園寺さんの駐車場に駐車している移動式えねこやの見学会も行いました。少し見学時間が短かったですが、子どもたちは楽しんでくれたようです。祇園寺から直接用水路に向かい、自分たちの作った水車が勢いよく回って、LEDライトが点灯していることを確認しました。
2日間ともお天気は良くなかったけれど、「太陽だけでなく、風や水など身の回りの自然の力で電気が作れるんだとわかりました」という感想をもらいました。2回のワークショップで作った電気と太陽光発電の電気を充電池に貯めて、12月10日に調布駅前てつみちで「イルミネーションRE100」を行います。