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東京コミュニティスクールの子どもたち・えねこやを見学!

1月14日、中野区にある東京コミュニティスクールの小学3、4年生の子どもたち15人が、先生お二人とともに見学に来てくれました。この学校は、探求型の学びを特徴としている全日制のマイクロスクールで、「学ぶことを面白がる」を軸にした教科融合型のテーマ学習の時間があります。

今回、3、4年生が取り組んでいるのは「限りある資源、限りなき欲求」という壮大なテーマ。子どもたちは、電気ってどうやってつくるの?という素朴な疑問から入り、発電の仕組みや全国の発電所について、さらにはエネルギー資源を輸入に頼っている日本の現状、地球温暖化、再生可能エネルギーの可能性まで、事前にしっかり学んでから、えねこや六曜舎にやってきたのでした。

湯浅さんが話す地球温暖化やエネルギーの話にも皆、うんうんとうなずき、さすがに感度良好な子どもたち。えねこやに改築するのに古家の屋根をズバッと切ったと聞いて「うわ~ヤバイ!」(すごい)。900Wだった使用電力がエアコンを消したら300Wになったのを見て「エ~!」。今度はドライヤーを〝強″でつけると、一気に1400W以上に跳ね上がり、またまた「エ~!!」。(電気を熱に変えるにはいっぱい電気を使うってこと、納得してくれたかな?)太陽熱温水器の説明には「超エコだ~」と言ったり、スマホの充電は5Wぐらいと聞いて驚いたり、素直な反応が本当に可愛い子どもたちです。

座ってお勉強の後は2グループに分かれていよいよ、えねこや六曜舎と移動式えねこやの見学です。蓄電システムや断熱窓など、説明を聴きながら実際に見たり触ったり。移動式えねこやではもちろん、大人気のロフトに順番に登っては上からの眺めにご満悦な様子。ここでどんなことしたい?と聞いたら、泊まりたい!キャンプしたい!映画観たい!秘密基地になるよ!・・・などなど。外では人力で掘った井戸のポンプを押し、水をくみ上げては歓声を上げていました。

子どもから「えねこやつくって良かったですか?」と聞かれた湯浅さんは、「年に1日か2日、電力危機になるけど、毎日天気を気にするようになって、晴れの日の有難さや太陽の恵みを一層感じるようになりました」と答えました。すかさず「雲の上にソーラーつけたら?」「国際宇宙ステーションで発電すれば?」・・・さすがアイディアもスケールが大きい。キラキラした目で自由にのびのびと発言し、学ぶことを楽しんでいる彼らの10年後が楽しみです。きっとこの子たちの中から世界のさまざまな問題を解決する逸材が生まれることでしょう。

東京コミュニティスクール3、4年生の皆さん、引率してくださった喜多先生、松浦先生、楽しく刺激的な時間をありがとうございました。(菅野千文)

◇東京コミュニティスクールHP
http://tokyocs.org/

地球を救う作戦会議・東京コミュ01

地球を救う作戦会議・東京コミュ03

地球を救う作戦会議・東京コミュ02

締めくくりは再び室内に戻り、「地球を救う作戦会議」。2択のクイズにみんな頑張って答えくれました。

(文:菅野千文/えねこや通信コラムより)

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